
矯正治療を受けられる歯科医院は多くありますが、その中で「日本矯正歯科学会の認定医」が在籍している歯科医院は限られています。
この認定医とは、矯正治療に関する専門的なトレーニングと臨床実績を積み、学会の厳しい基準をクリアした歯科医師にだけ与えられる資格です。
矯正治療を検討する際、専門性を重視したいという方は、認定医のいる歯科医院を候補に入れると安心です。
この記事では、認定医が持つ強みやメリットについて解説します。
後悔のない歯科医院選びのために、ぜひ参考にしてください。
認定医と一般の歯科医師の違い
矯正治療は、歯科医師であれば提供できる治療のひとつですが、すべての歯科医師が矯正の専門家というわけではありません。
日本矯正歯科学会の認定医は、学会が定めた専門研修や症例数、学術活動などの条件を満たし、厳しい審査に合格した歯科医師のみが取得できます。
そのため、一般的な歯科医師と比べて、複雑な矯正ケースに対応できる力があるといえます。
一方、一般の歯科医院では軽度の矯正やマウスピース矯正のみに対応していることも多くあります。
特に子どもの成長を見据えた治療や、顎の骨格に関わるような難症例では、歯科医師の知識や経験が治療結果に大きな影響を与えます。
強み①:信頼できる技術と経験
矯正治療は、単に歯を並べるだけの処置ではありません。
噛み合わせや顎のバランス、将来的な歯の健康までも考慮した、総合的な診断と高度な技術が求められます。
認定医は、こうした知識や技術を、厳しい研修と豊富な症例経験を通して身につけています。
子どもから大人まで幅広い年齢層の治療に携わっており、多くのケースを見てきたからこそ、より的確な診断と治療計画を立てることが可能です。
患者様が不安に感じる「本当にこれで治るのか」「後戻りしないか」といった疑問にも、専門的な立場から丁寧に応えてくれるのが認定医の強みです。
強み②:最新技術への理解と提案力
近年では、マウスピース型矯正や目立ちにくい装置、治療期間の短縮につながる新技術など、選択肢が多様化しています。
これらの新しい治療法を正しく扱うためには、継続的な情報収集と知識の更新が欠かせません。
認定医は、日本矯正歯科学会などへの定期的な参加や論文発表を通じ、常に最新の治療技術に触れています。
そのため、治療内容や装置の選択肢についても、患者様の希望やライフスタイルに合わせて提案できる力があります。
自分に合った治療法を見つけたい方にとって、こうした柔軟な提案ができることは大きな安心材料となるでしょう。
強み③:難しい症例への対応力
矯正治療の現場では、すべての症例がシンプルなものとは限りません。
反対咬合(受け口)や開咬、顎の左右差、骨格のズレ、過去の矯正治療による後戻り、歯の欠損が多いケースなど、患者様の状態は多種多様です。
こうした難症例では、一般歯科では対応が難しいこともあります。
診断や治療方針に迷いが生じ、結果として望んだ効果が得られない可能性もあるのです。
一方、認定医は多くの難症例に対応してきた実績と経験があり、それぞれのケースに応じた診断力と技術を備えています。
他院で治療を断られた場合や、自分の歯並びに強い不安を感じている場合こそ、認定医のいる歯科医院への相談が有効です。
まとめ
矯正治療を始める際に、どこで誰に診てもらうかは、治療結果だけでなく、治療中の安心感にも大きく関わってきます。
認定医であれば、専門的な知識と豊富な実績に裏打ちされた治療が受けられるため、信頼性の高い選択肢といえます。
ただし、資格の有無だけで選ぶのではなく、歯科医師の対応や歯科医院の雰囲気、自分との相性も大切にしたいポイントです。
京都市で矯正治療を検討している方は、ぜひ当院きよら矯正歯科にご相談ください。
初回相談受付しております。